デカドロン。 デカドロン錠4mgの効果・用法・副作用

デカドロン錠0.5mg

デカドロン

デカドロン 一般名:デキサメタゾン は、2008年に日医工株式会社が発売した内服薬のステロイド薬になります。 デカドロンは長期作用型の高力価のステロイドのお薬です。 デカドロンは特殊な病態を除くとほとんどが、脳浸透圧亢進や抗癌剤の嘔気に対して処方されます。 デカドロンは吐き気を止めるだけでなく、食欲増進作用など体を元気にする作用も強いことから、抗癌剤にはセットで処方されることが多いです。 一方でデカドロンは、様々な副作用があります。 抗癌剤を使用する際には起こり得る副作用についての説明は受けられると思いますが、制吐剤として使用するデカドロンのことまでは触れられないでしょう。 ここでは、デカドロン(デキサメタゾン)の効果と特徴についてみていきましょう。 1.デカドロンのメリット・デメリットは? <メリット>• ステロイド内服薬の中で吐き気止めの効果が強い• 長期作用型で効力も強力なステロイド薬である <デメリット>• 様々な全身の副作用が出現する ステロイドは、• 抗炎症作用• 免疫抑制作用 を期待され多くの疾患で使用されているお薬です。 しかしこれら多くの疾患は、大部分がで日本では加療されています。 プレドニンの方が効果発現時間が短い上に、力価も弱いため小回りが利きやすく、病態に合わせて量を調整しやすいからです。 一方のデカドロンは、長期作用型の高力価の内服薬になります。 強い効果が長時間続くため、病態が変化しやすい状態には使用しづらいお薬です。 そのためデカドロンは、わが国では主に抗癌剤による嘔気に対して使用されています。 抗癌剤による嘔気は、一度出てきてしまうとなかなかコントロールが難しい症状です。 そのため、デカドロンの高力価で長時間作用する点がメリットになります。 デカドロンによって症状を少しでもコントロールできるように処方されることが多いです。 デカドロンは、制吐効果以外にも食欲増進する効果が強いです。 もともとステロイドは体内で作られているホルモンで、主に敵と戦う時などに元気にするために出てくるホルモンです。 このため抗癌剤を投与した後、元気になったとおっしゃる患者さんも多いですが、実はこのデカドロンの効果によるものです。 特にデカドロンは、シスプラチンという抗癌剤には必須のお薬です。 現在はデカドロンを点滴で投与するところも多いですが、吐き気が出てきた場合、追加で内服することも多いです。 一方でデカドロンは、副作用も多いお薬です。 ただし、デカドロンを数日内服しただけで高頻度に副作用が出てくることは少ないです。 また、デカドロンを外来でいきなり高用量処方することはほとんどありません。 入院中でデカドロンを処方されている場合は、副作用が出現した場合も対処しやすいと思います。 2.デカドロンの剤形・薬価は? デカドロンは内服薬では錠剤のみあります。 ジェネリック医薬品はありません。 デカドロンは、• デカドロン0. 5mg錠• デカドロン4mg錠 の錠剤が発売されています。 内服薬以外では注射剤、点眼、塗り薬等があります。 デカドロンは錠剤のみで、ドライシロップや粒状はありません。 そのため錠剤がのめない方は、薬局などでデカドロン自体を粉砕してもらい内服することになります。 デカドロンは当初、0. 5mgの剤形しかありませんでした。 2014年に、4mgが発売となりました。 それまではデカドロン0. 5mgを8錠飲んで4mgでした。 そのため高用量になればなるほど、凄い数のお薬を内服することになります。 デカドロンを吐き気止めとして飲んでたはずのお薬なのに、大量のお薬を飲まされて逆に気持ち悪くなったという意見もあったほどです。 それでは薬価をみていきましょう。 先発品であるデカドロンは、以下のようになります。 剤形 薬価 3割薬価 デカドロン錠 0. 5mg 5. 6円 1. 7円 デカドロン錠 4mg 35. 8円 10. また、デカドロンは2008年に発売された、ステロイドの内服薬の中でも新しいお薬です。 制吐剤としての処方が大部分なため、そこまで発売数も多くありません。 そのためジェネリック医薬品は登場していません。 3.デカドロンの適応疾患は? デカドロンは、制吐剤として使用されることが多いです。 ステロイドの以下の2つの作用を期待できるものです。 抗炎症作用• 免疫抑制作用 ステロイドが効力を示す病態は無数にあります。 デカドロンの添付文章でも多くの病気が記載されていますが、これらはプレドニンで加療されることがほとんどです。 そのため、で確認してください。 適応としてもう一つ別に書かれているのが、制吐剤としての効果です。 抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)の場合:通常、成人にはデキサメタゾンとして1日4~20mgを1~2回に分割経口投与する。 ただし、1日最大20mgまでとする。 このように添付文章でも記載されています。 でもデカドロンの名前は登場しています。 添付文章では、抗がん剤の例としてシスプラチンがあげられています。 これは高頻度に嘔気が出てくる強力なお薬ですが、ガイドラインではシスプラチンに限らずほぼ全ての抗癌剤に対してデカドロンを投与が推奨されています。 抗癌剤で最も多く出現する嘔気は、一度出現するとなかなか改善されません。 そのため、嘔気がそもそも出ないように対応することが求められています。 ですから今では、ほとんどすべての抗癌剤にデカドロンは併用されています。 デカドロンを抗癌剤の嘔気に対して使用する場合は、• 高リスクの場合はアプレピタント イメンド 125 mg と5-HT 3 受容体拮抗薬 グラニセトロン、アロキシ にデキサメタゾン12 mgの3剤で治療します。 中リスクの場合は5-HT 3 受容体拮抗薬とデカドロン8~12 mgの2剤で治療します。 一方で注射で抗癌剤を投与する場合は、デカドロンを注射剤で投与することが多くなりました。 さらに2日目以降も、1日目以降の投与量で5日目まで投与することもあります。 また、デカドロンを途中から嘔気が出現した場合に追加することもあります。 ガイドラインにある程度投与量は記載されていますが、• 抗癌剤と癌の状態• 体格や年齢• 持病の状態• 腎臓や肝臓の状態• 実際の嘔気の状態 など様々な状態を加味して医師が調整することが多いです。 またこの制吐剤の作用は、脳からくる嘔気にも有効です。 特に脳転移で脳浮腫がある場合は、この脳浮腫を抗炎症作用で抑えることで嘔気を抑えることができます。 このようにデカドロンは、大部分は癌での制吐剤で使われることが多いお薬です。 4.デカドロンと他のステロイドの比較は? デカドロンは、中間作用型のデカドロンです。 力価もステロイド内服の中ではちょうど中間に位置します。 ステロイド内服薬は多くのお薬が登場しています。 それらのお薬の中でデカドロンはどういった位置のお薬になるか見てみましょう。 まずステロイドは、• 短時間作用型 血中半減期1時間程度・生物学的半減期8~12時間• 中間作用型 血中半減期2. 5時間程度・生物学的半減期12~36時間• 長時間作用型 血中半減期3. 3時間程度・生物学半減期36~54時間 の3種類に分けられます。 生物学的半減期の期間が、お薬の効き目が無くなってくる時間だと思ってください。 時間に幅があるのは、• 体の大きさ• 肝臓や腎臓の機能状態• ステロイドを使用する病態 などによって非常に個人差が大きいお薬だからです。 この中でデカドロンは、長期作用型のお薬にあたります。 つまり1日から2日程度効果が持続するお薬になります。 そのため一般的には、デカドロンの内服は1日1回のことが多いです。 ただし、大量に投与する場合は薬の量が増えてしまうため2回に分けることもあります。 次にステロイド自体の強さですが、ステロイドはさらに2種類のホルモンに分けられます。 糖質コルチコイド 抗炎症・免疫抑制作用、たんぱく質異化作用、糖代謝作用、骨代謝作用• 硬質コルチコイド 水・電解質代謝作用 ステロイドの治療を期待するのは、大部分が糖質コルチコイドの抗炎症、免疫抑制作用です。 一方の硬質コルチコイドは、水・電解質代謝作用によってNa 塩分 が体内貯留する作用を引き起こします。 Naが体内に貯留することで、高血圧やむくみなどの副作用を起こします。 このステロイドの強さを表すのに、力価という言葉を使用します。 一般的にはヒドロコルチゾンの糖質コルチコイド、硬質コルチコイドの力価を1として基準とすることが多いです。 この場合、デカドロンの糖質コルチコイド25で硬質コルチコイド0となります。 そのため強力な糖質コルチコイドの力価が得られる上に、硬質コルチコイド作用がほぼ出ない特徴があります。 ただし糖質コルチコイドが高いから優れているというわけではありません。 一般的にステロイド薬は、この力価をもとに投与量を計算します。 つまりプレドニンが効かないなら、プレドニン自体の量を増やすことはしますが、力価が強いデカドロンに変えようとは普通はしないので注意しましょう。 5.デカドロンが向いてる人は? <向いてる人>• 抗癌剤や脳転移で吐き気がある人、もしくは吐き気が起こることが予想される病気の人 デカドロンは、長期作用型の高力価の作用があるステロイド内服薬です。 そのため、病気の状態に対して細かく投与する場合はプレドニンを使用することがほとんどです。 抗炎症作用や免疫抑制作用を期待してデカドロンを投与する場合はかなり特殊な状況です。 プレドニンでアレルギーが出現したなど そのためデカドロンを投与する場合の大部分は、抗癌剤や脳転移で吐き気がある人、もしくは吐き気が起こることが予想される病気の人かと思います。 特に抗癌剤を投与する場合は、医師は抗癌剤の話に重きを置いて、制吐剤のデカドロンについてはあえて話をしないことも多いです。 制吐剤まで話を広げてしまうと、ごちゃごちゃになって肝心な情報が抜けて落ちてしまう可能性があるためです。 そのため抗癌剤加療を受けている人は、知らずにデカドロンが投与されていることもあります。 6.ステロイドとはどんな物質で、どのような作用があるか? ステロイドは、体の副腎皮質ホルモンとして作られている物質です。 ステロイドホルモンは、実は体の中で作られているホルモンです。 副腎でコルチゾール(ヒドロコルチゾン)に換算して、1日当たり5~30mgのステロイドが分泌されています。 一日の中でも分泌量は変化していて、朝に多く分泌されて夜に低下していくホルモンです。 ステロイドホルモンは一言でいうと「ストレスなどの負荷に対して、体が負けずに元気になれ!」と命令するホルモンです。 ですから抗ストレスホルモンともいわれます。 そのため一部の臓器に作用せず様々な臓器に作用します。 どのように元気にするかというと、攻撃のスイッチを入れる代わりに防御のスイッチを切る作用のあるホルモンなのです。 朝にステロイドホルモン量が多いのは、活動性が上がるために攻撃のスイッチを入れる必要があるからです。 つまりステロイドは良い面ばかりではなく悪い面もたくさんあります。 ステロイドは副腎から作られたホルモンの総称です。 実はステロイドは、• 糖質コルチコイド• 硬質コルチコイド• 性ホルモン 男性ホルモン・女性ホルモン など実に多彩なホルモンが含まれています。 ステロイド薬は、糖質コルチコイドと硬質コルチコイドの2種類の作用が主に含まれています。 糖質コルチコイド コルチゾール・コルチゾン の作用としては、 作用機序 副作用 抗炎症 作用 炎症性の物質抑制(サイトカイン抑制) 炎症の経路抑制(アラキドン酸カスケード抑制) 免疫抑制作用 好中球、マクロファージなど体を守る免疫細胞の抑制 抗体産生の抑制 免疫反応の抑制 感染しやすくなる 骨代謝 作用 腸管のカルシウム吸収抑制骨の細胞の分化抑制、破壊促進 骨粗しょう症 タンパク質異化作用 筋肉のたんぱく質を分解 筋力低下 糖代謝 作用 血糖値を上げる 糖尿病 脂肪代謝作用 体脂肪増加 コレステロール上昇 脂質異常症 満月様顔貌 など多岐にわたります。 この中で、抗炎症作用・免疫抑制作用が主にステロイドに期待される作用です。 一方でもう一つの硬質コルチコイド アルドステロン・デオキシコルチコステロン は、 作用機序 副作用 水・電解質 作用 Na 塩分 の再吸収、貯留水の再吸収、貯留 高血圧 むくみ 硬質コルチコイド自体が少なくなる病気(アジソン病など)以外は、ほとんどこの硬質コルチコイドの作用を期待して投与させることはありません。 水や塩分が足りない病態ならば、基本的には点滴などで直接補ってしまいます。 むしろアンジオテンシン阻害薬などの高血圧の治療薬は、この硬質コルチコイドの作用が働かないようにすることで降圧作用をもたらします。 このようにステロイドは、抗炎症作用・免疫抑制作用以外にも様々な作用があるお薬です。 なおデカドロンの制吐剤の作用機序は糖代謝作用で食欲増進する影響では?と言われる医師もいますが細かいことに関しては実はよくわかってないです。 まとめ• デカドロンはステロイドの内服薬の長時間作用型の高力価のステロイド薬です。 デカドロンは抗癌剤や脳転移の吐き気止めに使用されることが多いです。 デカドロンは他に様々な作用が出現するため副作用が多いお薬です。

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がん患者の倦怠感にはデカドロン(ステロイド)が効果的!?|薬剤師の悩みを解決するサイト|HitouchMedi

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デカドロン 一般名:デキサメタゾン は、2008年に日医工株式会社が発売した内服薬のステロイド薬になります。 デカドロンは長期作用型の高力価のステロイドのお薬です。 デカドロンは特殊な病態を除くとほとんどが、脳浸透圧亢進や抗癌剤の嘔気に対して処方されます。 デカドロンは吐き気を止めるだけでなく、食欲増進作用など体を元気にする作用も強いことから、抗癌剤にはセットで処方されることが多いです。 一方でデカドロンは、様々な副作用があります。 抗癌剤を使用する際には起こり得る副作用についての説明は受けられると思いますが、制吐剤として使用するデカドロンのことまでは触れられないでしょう。 ここでは、デカドロン(デキサメタゾン)の効果と特徴についてみていきましょう。 1.デカドロンのメリット・デメリットは? <メリット>• ステロイド内服薬の中で吐き気止めの効果が強い• 長期作用型で効力も強力なステロイド薬である <デメリット>• 様々な全身の副作用が出現する ステロイドは、• 抗炎症作用• 免疫抑制作用 を期待され多くの疾患で使用されているお薬です。 しかしこれら多くの疾患は、大部分がで日本では加療されています。 プレドニンの方が効果発現時間が短い上に、力価も弱いため小回りが利きやすく、病態に合わせて量を調整しやすいからです。 一方のデカドロンは、長期作用型の高力価の内服薬になります。 強い効果が長時間続くため、病態が変化しやすい状態には使用しづらいお薬です。 そのためデカドロンは、わが国では主に抗癌剤による嘔気に対して使用されています。 抗癌剤による嘔気は、一度出てきてしまうとなかなかコントロールが難しい症状です。 そのため、デカドロンの高力価で長時間作用する点がメリットになります。 デカドロンによって症状を少しでもコントロールできるように処方されることが多いです。 デカドロンは、制吐効果以外にも食欲増進する効果が強いです。 もともとステロイドは体内で作られているホルモンで、主に敵と戦う時などに元気にするために出てくるホルモンです。 このため抗癌剤を投与した後、元気になったとおっしゃる患者さんも多いですが、実はこのデカドロンの効果によるものです。 特にデカドロンは、シスプラチンという抗癌剤には必須のお薬です。 現在はデカドロンを点滴で投与するところも多いですが、吐き気が出てきた場合、追加で内服することも多いです。 一方でデカドロンは、副作用も多いお薬です。 ただし、デカドロンを数日内服しただけで高頻度に副作用が出てくることは少ないです。 また、デカドロンを外来でいきなり高用量処方することはほとんどありません。 入院中でデカドロンを処方されている場合は、副作用が出現した場合も対処しやすいと思います。 2.デカドロンの剤形・薬価は? デカドロンは内服薬では錠剤のみあります。 ジェネリック医薬品はありません。 デカドロンは、• デカドロン0. 5mg錠• デカドロン4mg錠 の錠剤が発売されています。 内服薬以外では注射剤、点眼、塗り薬等があります。 デカドロンは錠剤のみで、ドライシロップや粒状はありません。 そのため錠剤がのめない方は、薬局などでデカドロン自体を粉砕してもらい内服することになります。 デカドロンは当初、0. 5mgの剤形しかありませんでした。 2014年に、4mgが発売となりました。 それまではデカドロン0. 5mgを8錠飲んで4mgでした。 そのため高用量になればなるほど、凄い数のお薬を内服することになります。 デカドロンを吐き気止めとして飲んでたはずのお薬なのに、大量のお薬を飲まされて逆に気持ち悪くなったという意見もあったほどです。 それでは薬価をみていきましょう。 先発品であるデカドロンは、以下のようになります。 剤形 薬価 3割薬価 デカドロン錠 0. 5mg 5. 6円 1. 7円 デカドロン錠 4mg 35. 8円 10. また、デカドロンは2008年に発売された、ステロイドの内服薬の中でも新しいお薬です。 制吐剤としての処方が大部分なため、そこまで発売数も多くありません。 そのためジェネリック医薬品は登場していません。 3.デカドロンの適応疾患は? デカドロンは、制吐剤として使用されることが多いです。 ステロイドの以下の2つの作用を期待できるものです。 抗炎症作用• 免疫抑制作用 ステロイドが効力を示す病態は無数にあります。 デカドロンの添付文章でも多くの病気が記載されていますが、これらはプレドニンで加療されることがほとんどです。 そのため、で確認してください。 適応としてもう一つ別に書かれているのが、制吐剤としての効果です。 抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)の場合:通常、成人にはデキサメタゾンとして1日4~20mgを1~2回に分割経口投与する。 ただし、1日最大20mgまでとする。 このように添付文章でも記載されています。 でもデカドロンの名前は登場しています。 添付文章では、抗がん剤の例としてシスプラチンがあげられています。 これは高頻度に嘔気が出てくる強力なお薬ですが、ガイドラインではシスプラチンに限らずほぼ全ての抗癌剤に対してデカドロンを投与が推奨されています。 抗癌剤で最も多く出現する嘔気は、一度出現するとなかなか改善されません。 そのため、嘔気がそもそも出ないように対応することが求められています。 ですから今では、ほとんどすべての抗癌剤にデカドロンは併用されています。 デカドロンを抗癌剤の嘔気に対して使用する場合は、• 高リスクの場合はアプレピタント イメンド 125 mg と5-HT 3 受容体拮抗薬 グラニセトロン、アロキシ にデキサメタゾン12 mgの3剤で治療します。 中リスクの場合は5-HT 3 受容体拮抗薬とデカドロン8~12 mgの2剤で治療します。 一方で注射で抗癌剤を投与する場合は、デカドロンを注射剤で投与することが多くなりました。 さらに2日目以降も、1日目以降の投与量で5日目まで投与することもあります。 また、デカドロンを途中から嘔気が出現した場合に追加することもあります。 ガイドラインにある程度投与量は記載されていますが、• 抗癌剤と癌の状態• 体格や年齢• 持病の状態• 腎臓や肝臓の状態• 実際の嘔気の状態 など様々な状態を加味して医師が調整することが多いです。 またこの制吐剤の作用は、脳からくる嘔気にも有効です。 特に脳転移で脳浮腫がある場合は、この脳浮腫を抗炎症作用で抑えることで嘔気を抑えることができます。 このようにデカドロンは、大部分は癌での制吐剤で使われることが多いお薬です。 4.デカドロンと他のステロイドの比較は? デカドロンは、中間作用型のデカドロンです。 力価もステロイド内服の中ではちょうど中間に位置します。 ステロイド内服薬は多くのお薬が登場しています。 それらのお薬の中でデカドロンはどういった位置のお薬になるか見てみましょう。 まずステロイドは、• 短時間作用型 血中半減期1時間程度・生物学的半減期8~12時間• 中間作用型 血中半減期2. 5時間程度・生物学的半減期12~36時間• 長時間作用型 血中半減期3. 3時間程度・生物学半減期36~54時間 の3種類に分けられます。 生物学的半減期の期間が、お薬の効き目が無くなってくる時間だと思ってください。 時間に幅があるのは、• 体の大きさ• 肝臓や腎臓の機能状態• ステロイドを使用する病態 などによって非常に個人差が大きいお薬だからです。 この中でデカドロンは、長期作用型のお薬にあたります。 つまり1日から2日程度効果が持続するお薬になります。 そのため一般的には、デカドロンの内服は1日1回のことが多いです。 ただし、大量に投与する場合は薬の量が増えてしまうため2回に分けることもあります。 次にステロイド自体の強さですが、ステロイドはさらに2種類のホルモンに分けられます。 糖質コルチコイド 抗炎症・免疫抑制作用、たんぱく質異化作用、糖代謝作用、骨代謝作用• 硬質コルチコイド 水・電解質代謝作用 ステロイドの治療を期待するのは、大部分が糖質コルチコイドの抗炎症、免疫抑制作用です。 一方の硬質コルチコイドは、水・電解質代謝作用によってNa 塩分 が体内貯留する作用を引き起こします。 Naが体内に貯留することで、高血圧やむくみなどの副作用を起こします。 このステロイドの強さを表すのに、力価という言葉を使用します。 一般的にはヒドロコルチゾンの糖質コルチコイド、硬質コルチコイドの力価を1として基準とすることが多いです。 この場合、デカドロンの糖質コルチコイド25で硬質コルチコイド0となります。 そのため強力な糖質コルチコイドの力価が得られる上に、硬質コルチコイド作用がほぼ出ない特徴があります。 ただし糖質コルチコイドが高いから優れているというわけではありません。 一般的にステロイド薬は、この力価をもとに投与量を計算します。 つまりプレドニンが効かないなら、プレドニン自体の量を増やすことはしますが、力価が強いデカドロンに変えようとは普通はしないので注意しましょう。 5.デカドロンが向いてる人は? <向いてる人>• 抗癌剤や脳転移で吐き気がある人、もしくは吐き気が起こることが予想される病気の人 デカドロンは、長期作用型の高力価の作用があるステロイド内服薬です。 そのため、病気の状態に対して細かく投与する場合はプレドニンを使用することがほとんどです。 抗炎症作用や免疫抑制作用を期待してデカドロンを投与する場合はかなり特殊な状況です。 プレドニンでアレルギーが出現したなど そのためデカドロンを投与する場合の大部分は、抗癌剤や脳転移で吐き気がある人、もしくは吐き気が起こることが予想される病気の人かと思います。 特に抗癌剤を投与する場合は、医師は抗癌剤の話に重きを置いて、制吐剤のデカドロンについてはあえて話をしないことも多いです。 制吐剤まで話を広げてしまうと、ごちゃごちゃになって肝心な情報が抜けて落ちてしまう可能性があるためです。 そのため抗癌剤加療を受けている人は、知らずにデカドロンが投与されていることもあります。 6.ステロイドとはどんな物質で、どのような作用があるか? ステロイドは、体の副腎皮質ホルモンとして作られている物質です。 ステロイドホルモンは、実は体の中で作られているホルモンです。 副腎でコルチゾール(ヒドロコルチゾン)に換算して、1日当たり5~30mgのステロイドが分泌されています。 一日の中でも分泌量は変化していて、朝に多く分泌されて夜に低下していくホルモンです。 ステロイドホルモンは一言でいうと「ストレスなどの負荷に対して、体が負けずに元気になれ!」と命令するホルモンです。 ですから抗ストレスホルモンともいわれます。 そのため一部の臓器に作用せず様々な臓器に作用します。 どのように元気にするかというと、攻撃のスイッチを入れる代わりに防御のスイッチを切る作用のあるホルモンなのです。 朝にステロイドホルモン量が多いのは、活動性が上がるために攻撃のスイッチを入れる必要があるからです。 つまりステロイドは良い面ばかりではなく悪い面もたくさんあります。 ステロイドは副腎から作られたホルモンの総称です。 実はステロイドは、• 糖質コルチコイド• 硬質コルチコイド• 性ホルモン 男性ホルモン・女性ホルモン など実に多彩なホルモンが含まれています。 ステロイド薬は、糖質コルチコイドと硬質コルチコイドの2種類の作用が主に含まれています。 糖質コルチコイド コルチゾール・コルチゾン の作用としては、 作用機序 副作用 抗炎症 作用 炎症性の物質抑制(サイトカイン抑制) 炎症の経路抑制(アラキドン酸カスケード抑制) 免疫抑制作用 好中球、マクロファージなど体を守る免疫細胞の抑制 抗体産生の抑制 免疫反応の抑制 感染しやすくなる 骨代謝 作用 腸管のカルシウム吸収抑制骨の細胞の分化抑制、破壊促進 骨粗しょう症 タンパク質異化作用 筋肉のたんぱく質を分解 筋力低下 糖代謝 作用 血糖値を上げる 糖尿病 脂肪代謝作用 体脂肪増加 コレステロール上昇 脂質異常症 満月様顔貌 など多岐にわたります。 この中で、抗炎症作用・免疫抑制作用が主にステロイドに期待される作用です。 一方でもう一つの硬質コルチコイド アルドステロン・デオキシコルチコステロン は、 作用機序 副作用 水・電解質 作用 Na 塩分 の再吸収、貯留水の再吸収、貯留 高血圧 むくみ 硬質コルチコイド自体が少なくなる病気(アジソン病など)以外は、ほとんどこの硬質コルチコイドの作用を期待して投与させることはありません。 水や塩分が足りない病態ならば、基本的には点滴などで直接補ってしまいます。 むしろアンジオテンシン阻害薬などの高血圧の治療薬は、この硬質コルチコイドの作用が働かないようにすることで降圧作用をもたらします。 このようにステロイドは、抗炎症作用・免疫抑制作用以外にも様々な作用があるお薬です。 なおデカドロンの制吐剤の作用機序は糖代謝作用で食欲増進する影響では?と言われる医師もいますが細かいことに関しては実はよくわかってないです。 まとめ• デカドロンはステロイドの内服薬の長時間作用型の高力価のステロイド薬です。 デカドロンは抗癌剤や脳転移の吐き気止めに使用されることが多いです。 デカドロンは他に様々な作用が出現するため副作用が多いお薬です。

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クループ症候群と治療薬:デカドロンの飲ませ方【子どもの夜中の変な咳】│山陰子育て応援ブログ

デカドロン

デカドロン注射液6. 6mg 基本情報 薬効分類名 副腎皮質ホルモン製剤 一般名 デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム 総称名 デカドロン 規格単位 6. 6mg2mL1瓶 包装• デカドロン注射液1. 65mg• 1アンプル0. 5mL10アンプル、50アンプル[1アンプル中デキサメタゾンとして1. 65mgを含有]• デカドロン注射液3. 3mg• 1アンプル1mL10アンプル、50アンプル[1アンプル中デキサメタゾンとして3. 3mgを含有]• デカドロン注射液6. 6mg• 1バイアル2mL10バイアル、50バイアル[1バイアル中デキサメタゾンとして6. 本剤を含むがん化学療法は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ実施すること。 適応患者の選択にあたっては、各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意すること。 また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。 禁忌 次の患者には投与しないこと• 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者• 感染症のある関節腔内、滑液嚢内、腱鞘内又は腱周囲〔免疫抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。 動揺関節の関節腔内〔関節症状が増悪するおそれがある。 〕 原則禁忌• 有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の患者〔免疫抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。 消化性潰瘍の患者〔粘膜防御能の低下等により、消化性潰瘍が増悪するおそれがある。 精神病の患者〔中枢神経系に影響し、精神病が増悪するおそれがある。 結核性疾患の患者〔免疫抑制作用により、結核性疾患が増悪するおそれがある。 単純疱疹性角膜炎の患者〔免疫抑制作用により、単純疱疹性角膜炎が増悪するおそれがある。 後嚢白内障の患者〔水晶体線維に影響し、後嚢白内障が増悪するおそれがある。 緑内障の患者〔眼圧が上昇し、緑内障が増悪するおそれがある。 高血圧症の患者〔ナトリウム・水貯留作用等により、高血圧症が増悪するおそれがある。 電解質異常のある患者〔ナトリウム・水貯留作用により、電解質異常が増悪するおそれがある。 血栓症の患者〔血液凝固能が亢進し、血栓症が増悪するおそれがある。 最近行った内臓の手術創のある患者〔創傷治癒を遅延するおそれがある。 急性心筋梗塞を起こした患者〔心破裂を起こしたとの報告がある。 ウイルス性結膜・角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患及び急性化膿性眼疾患の患者に対する眼科的投与〔免疫抑制作用により、これらの症状が増悪するおそれがある。 コントロール不良の糖尿病の患者〔糖新生促進作用(血糖値上昇)等により、糖尿病が増悪するおそれがある。 〕 効能・効果、用法・用量 効能効果• 内分泌疾患 内分泌疾患• 慢性副腎皮質機能不全(原発性、続発性、下垂体性、医原性) [筋肉内]• 急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ) [静脈内、点滴静脈内、筋肉内]• リウマチ性疾患、結合織炎及び関節炎 リウマチ性疾患、結合織炎及び関節炎• 関節リウマチ [筋肉内、関節腔内]• 若年性関節リウマチ(スチル病を含む) [筋肉内、関節腔内]• リウマチ性多発筋痛 [筋肉内]• 強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎) [筋肉内]• 強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)に伴う四肢関節炎 [関節腔内]• 関節周囲炎(非感染性のものに限る) [軟組織内、腱鞘内、滑液嚢内]• 腱炎(非感染性のものに限る) [軟組織内、腱鞘内]• 腱鞘炎(非感染性のものに限る) [腱鞘内]• 腱周囲炎(非感染性のものに限る) [軟組織内、腱鞘内、滑液嚢内]• 滑液包炎(非感染性のものに限る) [滑液嚢内]• 変形性関節症(炎症症状がはっきり認められる場合) [関節腔内]• 非感染性慢性関節炎 [関節腔内]• 痛風性関節炎 [関節腔内]• 膠原病 膠原病• 腎疾患 腎疾患• 心疾患 心疾患• アレルギー性疾患 アレルギー性疾患• 気管支喘息(但し、筋肉内注射以外の投与法では不適当な場合に限る) [静脈内、点滴静脈内、筋肉内、ネブライザー]• 喘息発作重積状態 [静脈内、点滴静脈内]• アナフィラキシーショック [静脈内、点滴静脈内]• 血液疾患 血液疾患• 上記疾患のうち髄膜白血病 [脊髄腔内]• 消化器疾患 消化器疾患• 肝疾患 肝疾患• 肺疾患 肺疾患• 重症感染症 重症感染症• 結核性疾患 結核性疾患• 結核性髄膜炎(抗結核剤と併用する) [脊髄腔内]• 結核性胸膜炎(抗結核剤と併用する) [胸腔内]• 神経疾患 神経疾患• 悪性腫瘍 悪性腫瘍• 以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法 以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法• 多発性骨髄腫 [点滴静脈内]• 抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐) 抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐) [静脈内、点滴静脈内]• 外科疾患 外科疾患• 副腎摘除 [静脈内、点滴静脈内、筋肉内]• 侵襲後肺水腫 [静脈内、ネブライザー]• 外科的ショック及び外科的ショック様状態 [静脈内]• 脳浮腫 [静脈内]• 輸血による副作用 [静脈内]• 気管支痙攣(術中) [静脈内]• 手術後の腹膜癒着防止 [腹腔内]• 整形外科疾患 整形外科疾患• 椎間板ヘルニアにおける神経根炎(根性坐骨神経痛を含む) [硬膜外]• 脊髄浮腫 [静脈内、硬膜外]• 産婦人科疾患 産婦人科疾患• 泌尿器科疾患 泌尿器科疾患• 皮膚科疾患 皮膚科疾患• 眼科疾患 眼科疾患• 耳鼻咽喉科疾患 耳鼻咽喉科疾患• メニエル病及びメニエル症候群 [静脈内、点滴静脈内、筋肉内]• 急性感音性難聴 [静脈内、点滴静脈内、筋肉内]• 血管運動(神経)性鼻炎 [筋肉内、ネブライザー、鼻腔内、鼻甲介内]• アレルギー性鼻炎 [筋肉内、ネブライザー、鼻腔内、鼻甲介内]• 花粉症(枯草熱) [筋肉内、ネブライザー、鼻腔内、鼻甲介内]• 副鼻腔炎・鼻茸 [筋肉内、ネブライザー、鼻腔内、副鼻腔内、鼻茸内]• 進行性壊疽性鼻炎 [静脈内、点滴静脈内、筋肉内、ネブライザー、鼻腔内、副鼻腔内、喉頭・気管]• 喉頭炎・喉頭浮腫 [静脈内、点滴静脈内、筋肉内、ネブライザー、喉頭・気管]• 食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後 [静脈内、点滴静脈内、筋肉内、ネブライザー、食道]• 耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法 [静脈内、点滴静脈内、筋肉内、軟組織内、局所皮内、ネブライザー、鼻腔内、副鼻腔内、鼻甲介内、喉頭・気管、中耳腔内、食道]• 歯科・口腔外科疾患 歯科・口腔外科疾患• 難治性口内炎及び舌炎(局所療法で治癒しないもの) [軟組織内]• <注釈>• [ ]中は、適応に対する注射部位又は投与法を示す。 用法用量• 通常、成人に対する用法・用量は下表の通りである。 通常、成人に対する用法・用量は下表の通りである。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 表省略• 多発性骨髄腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法における用法・用量は下表の通りである。 多発性骨髄腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法における用法・用量は下表の通りである。 表省略• 抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)に対する用法・用量は下表の通りである。 抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)に対する用法・用量は下表の通りである。 表省略 用法用量に関連する使用上の注意• 悪性リンパ腫に対する他の抗腫瘍剤との併用療法においては、併用薬剤の添付文書も参照すること。 貯法・使用期限等 貯法• 遮光、冷所保存、凍結を避けること 使用期限• 外箱に表示 組成・性状 組成• デカドロン注射液6. 6mg• 表省略 添加物 亜硫酸水素ナトリウム 性状• デカドロン注射液6. 6mg• 表省略• 【色】 無色澄明 【剤形】 水性注射剤/液剤/注射 /液剤/外用.

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