オメプラゾール。 オメプラゾール注用20mg「NP」

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オメプラゾール

用法・用量 (主なもの)• なお、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間までの投与、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする• 2.逆流性食道炎:オメプラゾールとして1日1回20mgを経口投与し、なお、8週間までの投与とする• 更に再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1日1回10〜20mgを経口投与する• 3.非糜爛性胃食道逆流症:オメプラゾールとして1日1回10mgを経口投与し、なお、4週間までの投与とする• 4.ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:オメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する• なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる• 但し、1回400mg(力価)1日2回を上限とする• 2.次記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎。 <効能・効果に関連する使用上の注意> ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合: 1.進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。 2.特発性血小板減少性紫斑病に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行う。 3.早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。 4.ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、ヘリコバクター・ピロリが陽性であることを確認及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認する。 なお、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間までの投与、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。 2.逆流性食道炎:オメプラゾールとして1日1回20mgを経口投与し、なお、8週間までの投与とする。 更に再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1日1回10〜20mgを経口投与する。 3.非糜爛性胃食道逆流症:オメプラゾールとして1日1回10mgを経口投与し、なお、4週間までの投与とする。 4.ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:オメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。 但し、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。 プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、オメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 主な副作用は、ALT(GPT)上昇57件(0. 2.逆流性食道炎(維持療法):維持療法の総症例数1,435例中53例(3. 3.非糜爛性胃食道逆流症:国内で行われた試験では、226例中9例(4. 4.胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:国内で行われた試験(オメプラゾール、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与)では、総症例数513例中273例(53. 市販後の高齢者に対する特定使用成績調査(オメプラゾール、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与)では、473例中40例(8. また、プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びメトロニダゾールの3剤投与については、国内において臨床試験等の副作用発現頻度が明確となる試験を実施していない(承認時)。 5.胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助:プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシン又はメトロニダゾールの3剤投与については、国内において臨床試験等の副作用発現頻度が明確となる試験を実施していない(承認時)。 1.重大な副作用 1).ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):ショック、アナフィラキシー(血管浮腫、気管支痙攣等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 2).汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少(いずれも頻度不明):汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 3).劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0. 5).視力障害(頻度不明):視力障害が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 6).間質性腎炎、急性腎不全(いずれも頻度不明):間質性腎炎、急性腎不全が現れることがあるので、腎機能検査値(BUN、クレアチニン等)に注意し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 7).低ナトリウム血症(頻度不明):低ナトリウム血症が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 8).間質性肺炎(頻度不明):間質性肺炎が現れることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音異常(捻髪音)等が認められた場合には投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。 9).横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK上昇(CPK上昇)、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が現れることがあるので、このような場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。 10).錯乱状態(頻度不明):譫妄、異常行動、失見当識、幻覚、不安、焦燥、攻撃性等が現れることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 2).ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合:頻度は胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるオメプラゾール、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与の成績に基づく。 使用上の注意 (添付文書全文) (禁忌) 1.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者。 2.アタザナビル硫酸塩投与中、リルピビリン塩酸塩投与中の患者。 (慎重投与) 1.薬物過敏症の既往歴のある患者。 2.肝障害のある患者[肝代謝性であり、血中濃度が高くなる恐れがある]。 3.高齢者。 (重要な基本的注意) 1.治療にあたっては、経過を十分に観察し、病状に応じ治療上必要最小限の使用にとどめる。 また、血液像、肝機能、腎機能等に注意する。 2.再発の既往のない逆流性食道炎患者では、逆流性食道炎治癒後直ちに維持療法に移行せず、経過観察により、維持療法の必要性を判断する。 3.再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法を目的として本剤を投与する場合は、経過観察(定期的な内視鏡検査等を含む)を十分行うとともに、次の事項に十分注意する。 1).再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法を目的として本剤を投与する場合は、再発の既往歴、症状の程度等を考慮して維持療法の用量を選択する。 2).再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法を目的として本剤を投与する場合は、緩解状態が良好に保たれていると判断された場合は休薬又は減量を考慮する。 3).再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法を目的として本剤を投与する場合は、1日10mgの維持療法で再発が認められた場合は1日20mgで再治療を行い、治癒後の維持療法においても再発の既往歴、症状の程度等を考慮して用量を選択する(但し、1日20mgの維持療法で再発が認められた場合、あるいは予期せぬ体重減少、吐血、嚥下障害等の症状が認められた場合は、改めて内視鏡検査等を行い、その結果に基づいて他の適切な治療法に切り替えることを考慮する)。 4).再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法を目的として本剤を投与する場合は、定期的に肝機能、腎機能、血液像等の検査を行うことが望ましい。 4.非糜爛性胃食道逆流症患者の治療を目的として本剤を投与する場合は、次の事項に十分注意する。 1).非糜爛性胃食道逆流症患者への投与に際しては問診により胸やけ、胃液逆流感等の酸逆流症状が繰り返し見られること(1週間あたり2日以上)を確認の上投与する。 なお、本剤の投与が胃癌、食道癌等の悪性腫瘍及び他の消化器疾患による症状を隠蔽することがあるので、内視鏡検査等によりこれらの疾患でないことを確認する。 2).非糜爛性胃食道逆流症の治療については、投与開始2週後を目安として効果を確認し、症状の改善傾向が認められない場合には、酸逆流以外の原因が考えられるため他の適切な治療への変更を考慮する。 5.本剤をヘリコバクター・ピロリの除菌の補助に用いる際には、除菌治療に用いられる他の薬剤の添付文書に記載されている禁忌、慎重投与、重大な副作用等の使用上の注意を必ず確認する。 (相互作用) 本剤は、主として肝代謝酵素CYP2C19及び一部CYP3A4で代謝される。 また、本剤の胃酸分泌抑制作用により、併用薬剤の吸収を上昇又は低下させることがある。 1.併用禁忌: 1).アタザナビル硫酸塩<経口><レイアタッツ>[アタザナビル硫酸塩の作用を減弱する恐れがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりアタザナビル硫酸塩の溶解性が低下し、アタザナビルの血中濃度が低下することがある)]。 2).リルピビリン塩酸塩<経口><エジュラント>[リルピビリン塩酸塩の作用を減弱する恐れがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりリルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下することがある)]。 2.併用注意: 1).ジアゼパム、フェニトイン、シロスタゾール[これらの薬剤の作用を増強することがある(本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させる恐れがある)]。 2).ワルファリン[抗凝血作用を増強し出血に至る恐れがあるので、プロトロンビン時間国際標準比(INR)値等の血液凝固能の変動に十分注意しながら投与する(本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させる恐れがある)]。 3).タクロリムス水和物[タクロリムスの血中濃度が上昇することがある(相互作用の機序は不明である)]。 4).ジゴキシン<経口>、メチルジゴキシン<経口>[これらの薬剤の作用を増強することがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある)]。 5).イトラコナゾール<経口>[イトラコナゾールの作用を減弱することがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりイトラコナゾールの溶解性が低下し、イトラコナゾールの血中濃度が低下することがある)]。 6).チロシンキナーゼ阻害剤<経口>(ゲフィチニブ<経口>、エルロチニブ<経口>)[これらの薬剤の血中濃度が低下することがある(本剤の胃酸分泌抑制作用によりこれらの薬剤の溶解性が低下し、吸収が低下することがある)]。 7).ボリコナゾール[本剤のCmax及びAUCが増加したとの報告がある(ボリコナゾールは本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を阻害することが考えられる)]。 8).ネルフィナビルメシル酸塩[ネルフィナビルの血中濃度が低下する恐れがある(相互作用の機序は不明である)]。 9).サキナビルメシル酸塩[サキナビルの血中濃度が上昇する恐れがある(相互作用の機序は不明である)]。 10).クロピドグレル硫酸塩[クロピドグレル硫酸塩の作用を減弱する恐れがある(本剤がCYP2C19を阻害することにより、クロピドグレル硫酸塩の活性代謝物の血中濃度が低下する)]。 12).メトトレキサート[メトトレキサートの血中濃度が上昇することがあるので、高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的に本剤の投与を中止することを考慮する(相互作用の機序は不明である)]。 (高齢者への投与) 本剤は、主として肝臓で代謝されるが、高齢者では肝機能、その他生理機能が低下していることが多いので、低用量から投与を開始するなど慎重に投与する。 (小児等への投与) 小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。 (過量投与) 1.徴候、症状:オメプラゾールの過量投与により、悪心、嘔吐、眩暈、腹痛、下痢、頭痛等が報告されている。 2.処置:症状に応じて適切な処置を行う。 (適用上の注意) 1.服用時:本剤は腸溶錠であり、服用にあたっては、噛んだり、砕いたりせずに、飲みくだすよう患者に指導する。 2.薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。 (その他の注意) 1.ラットに1. このカルチノイドの発生にはラットに種特異性が認められている。 2.本剤の長期投与中に良性胃ポリープを認めたとの報告がある。 3.本剤の投与が、胃癌による症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認して投与する。 4.非糜爛性胃食道逆流症の治療において、食道内酸逆流の高リスクであると考えられる中高齢者、裂孔ヘルニアを合併する患者のいずれにも該当しない場合には本剤の治療効果が得られにくい可能性がある。 5.海外における複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターによる治療において骨粗鬆症に伴う股関節骨折、手関節骨折、脊椎骨折のリスク増加が報告されており、特に、高用量及び長期間(1年以上)の治療を受けた患者で、骨折のリスクが増加した。 6.海外における主に入院患者を対象とした複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターを投与した患者においてクロストリジウム・ディフィシルによる胃腸感染のリスク増加が報告されている。 処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。

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オメプラゾール

1.オメプラールの特徴 まずはオメプラールの特徴について、かんたんに紹介します。 オメプラールは 胃酸の分泌を抑えるお薬になります。 オメプラールは 胃酸を分泌する「プロトンポンプ」のはたらきをブロックする作用を持つため、「プロトンポンプ阻害薬」とも呼ばれています。 プロトンポンプ阻害薬には胃酸の分泌を強力に抑える作用を持ちます。 そのため現在の胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療においてまず用いられる第一選択のお薬となります。 デメリットとしては、• 効果発現までにやや時間がかかること• 夜間の胃酸分泌抑制効果が弱い事• 投与日数の制限があること などがあります。 一方で、胃酸の分泌を抑えるお薬にはH2ブロッカーと呼ばれるものもあります。 H2ブロッカーは胃酸を抑える強さはPPIにはかなわないものの、即効性・夜間の効きなどはPPIよりも優れ、また投与日数制限もないというメリットがあります。 状況によってはPPIとH2ブロッカーが使い分けられていますが、全体的な効果としてはH2ブロッカーの方が弱めであるため、胃潰瘍の治療などにはまずはPPIから用いることが一般的です。 また近年では「カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)」と呼ばれる、新しいタイプのPPIも登場しています(参照)。 このPPIは即効性、持続性があり、効きの個人差も少ないと考えられており、オメプラールなどの従来のPPIの弱点を補ったPPIとして注目されています。 オメプラールは副作用の頻度自体は少なくありませんが、ほとんどが便秘などの軽めの副作用であり、安全性も高いと考えられています。 以上からオメプラールの特徴として次のようなことが挙げられます。 【オメプラールの特徴】 ・強力な胃酸分泌抑制効果 ・効くまでにやや時間がかかる ・主に日中の胃酸の分泌抑制に効果的で夜間は効果が弱い ・投与制限がある事が多い スポンサーリンク 2.オメプラールはどんな疾患に用いるのか オメプラールはどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書には、次のように記載されています。 胃に潰瘍が生じていると、本来であれば胃に入ってきたばい菌をやっつけるために分泌されている胃酸が、潰瘍部を刺激してしまい、傷の治りが遅くなってしまいます。 このような場合は、胃酸の分泌を弱めてあげた方が潰瘍は早く治ります。 また、胃潰瘍を生じる可能性がある薬物(アスピリン、NSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛剤)など)を長期服用している方が、胃潰瘍を起こさないために予防的に投与することもあります。 Zollinger-Ellison症候群は難しい名前の病気ですが、ガストリンというホルモンを分泌する腫瘍が出来てしまう疾患です。 ガストリンも胃酸を分泌させるはたらきがあるため、胃酸の分泌を抑えるPPIは効果を示します。 ただし腫瘍ですので原則は手術になります。 オメプラールのような胃酸の分泌を抑えるようなお薬は、ピロリ菌の除菌に用いられることもあります。 オメプラールは胃酸の分泌を抑えるだけでピロリ菌をやっつける作用はないため、通常はオメプラールと抗生物質を併用した治療が行われます。 オメプラールは胃内の酸性度を下げることによって、抗生物質がよりしっかりと胃内でピロリ菌に対する殺菌効果を発揮できるように補助するはたらきがあると考えられています。 オメプラールの有効率は、• 胃潰瘍への有効率は98. 十二指腸潰瘍への有効率は99. 吻合部潰瘍への有効率は96. 逆流性食道炎への有効率は94. ヘリコバクター・ピロリ菌除去への有効率は81. 3.オメプラールにはどのような作用があるのか オメプラールは主に胃酸の分泌を抑えることで胃を守る作用があります。 これはどのような作用機序になっているのでしょうか。 オメプラールの主な作用について詳しく紹介します。 オメプラールをはじめとしたプロトンポンプ阻害薬(PPI は、胃薬なのに胃内で胃酸に触れると失活(作用が無くなってしまう)というちょっと困った特徴があります。 そのためPPIは胃では溶けず、腸で溶けて体内に吸収されるように作られています。 オメプラールに「腸溶錠」と名前が付いているのは、このような理由になります。 酸を分泌する「プロトンポンプ」に直接作用するため、その効果は強力です。 しかし腸で吸収されてそこから胃に到達しやっと効果を発揮するため、即効性にはやや欠け、効果を得るまでに時間がかかるという欠点があります。 胃は胃酸で酸性に保たれているため(pH1~2)、普通の細菌は胃内で生きる事は出来ません。 しかしピロリ菌はウレアーゼという酵素を分泌する事によって胃内で生存できてしまうのです。 アンモニアはアルカリ性ですので、胃酸を中和するはたらきがあるのです。 ピロリ菌は、• 胃潰瘍、十二指腸潰瘍• 胃がん• 胃MALTリンパ腫• 特発性血小板減少性紫斑病 など様々な疾患の原因となります。 そのためピロリ菌の感染が分かったら、除菌を行う必要があります。 除菌は抗生剤(細菌をやっつけるお薬)によって行われますが、胃内の除菌を行う際は、胃内のpHを下げ、なるべく酸性度を弱めた方が除菌効率が高くなる事が分かっています。 そのため、ピロリ菌の除菌を行う際は抗生剤投与に加えて、胃酸の分泌を抑えるPPIが用いられます。 実際、抗生剤にPPIを併用する事でピロリ菌の除菌率が高まる事が確認されており、現在ピロリ菌の除菌にはオメプラールのようなPPIが必ず併用されます。 スポンサーリンク 4.オメプラールの副作用 オメプラールの副作用発生率は1. 86~8. 5% ピロリ菌除菌の補助に用いた際は53. 2% 前後と報告されています。 生じうる副作用の多くは、• 下痢・軟便• 味覚異常 などで重篤なものではありません。 全体的な安全性は高いと考えてよいでしょう。 また検査値異常として、• 白血球減少• BUN上昇 などが報告されています。 長期的にオメプラールを使用する場合は、定期的に血液検査等を行うのが望ましいと言えます。 稀ですが重篤な副作用の報告もあり、• ショック、アナフィラキシー• 汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、 血小板減少• 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全• 中毒性表皮壊死融解症 TEN 、皮膚粘膜眼症候群(SJS)• 視力障害• 間質性腎炎• 急性腎不全• 低ナトリウム血症• 間質性肺炎• 横紋筋融解症• 錯乱状態 が報告されています。 臨床で見かける事は滅多にありませんが、一応の注意は必要です。 5.オメプラールの用法・用量と剤形 オメプラールは、 オメプラール錠 10mg オメプラール錠 20mg の2剤型があります。 オメプラールの使い方は、用いる疾患によって異なってきます。 【胃潰瘍、吻合部潰瘍、十二指腸潰瘍、Zollinger-Ellison症候群】 通常成人には1日1回20mgを経口投与する。 なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。 【逆流性食道炎】 通常成人には1日1回20mgを経口投与する。 なお、通常8週間までの投与とする。 さらに、再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1日1回10~20mgを経口投与する。 【非びらん性胃食道逆流症】 通常成人には1日1回10mgを経口投与する。 なお、通常4週間までの投与とする。 【ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助】 通常成人にオメプラゾール(オメプラール)として1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。 ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。 プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人にはオメプラゾールとして1回20mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 となっています。 他のPPIでも同じですが、投与日数に上限がある使い方が多いため、注意が必要です。 6.H2ブロッカーとPPIの違い オメプラールはPPI(プロトンポンプ阻害薬)に属しますが、同じように胃酸の分泌を抑えるものとしてH2ブロッカーもあります。 「H2ブロッカーとPPIはどのような違いがあるのか」というのは、患者さんからも多い質問です。 H2ブロッカーは胃壁のヒスタミン2 H2 受容体をブロックすることで、胃酸の分泌を抑制するはたらきを持つお薬です。 代表的なものに、「ガスター(一般名:ファモチジン)」「プロテカジン(一般名:ラフチジン)」「ザンタック(一般名:ラニチジン)」などがあります。 一方でPPIは、プロトンポンプという胃酸を分泌するポンプを直接ブロックすることで、胃酸の分泌を抑制するはたらきを持ちます。 この2つはどう違うのでしょうか。 まず強さとしては、PPIの方が強力です。 その理由はPPIの方が胃酸を分泌する部位であるプロトンポンプを直接的にブロックするためです。 一方でH2ブロッカーはH2受容体をブロックすることにより、間接的に胃酸の分泌を抑えるため、その強さはPPIよりは弱くなります。 そのため、急性期の胃潰瘍などではまずはPPIを使うことが多くなっています。 しかし即効性で言えば、H2ブロッカーの方が速く効きます。 おおよそですが、H2ブロッカーは効くまでに約2~3時間、PPIは約5~6時間ほどと言われています。 また効く時間帯にも特徴があり、PPIは主に日中の胃酸分泌を強く抑え、H2ブロッカーは主に夜間の胃酸分泌を強く抑えると言われています。 保険的な話になってしまうのですが、PPIは投与制限がかけられているものも多く(4週間までしか投与してはいけませんよ、など)、長くは使えないものも少なくありません。 一方でH2ブロッカーは投与制限のない使い方がほとんどです。 そのため胃潰瘍の治療では、まずは効果の高いPPIから初めて、保険が通らなくなる時期が来たらH2ブロッカーに切り替えるというのが良く行われている方法になります。 7.オメプラールが向いている人は? 以上から考えて、オメプラールが向いている人はどんな人なのかを考えてみましょう。 オメプラールの特徴をおさらいすると、 ・強力な胃酸分泌抑制効果 ・効くまでにやや時間がかかる ・主に日中の胃酸の分泌抑制に効果的で夜間は効果が弱い ・投与制限がある事が多い というものでした。 オメプラールは代表的なPPIの1つで、胃潰瘍・逆流性食道炎などを始め、ピロリ菌の除菌にも良く用いられています。 世界で一番初めに発売されたPPIであり、PPIの基本形と言っても良いお薬です。 強力に胃酸の分泌を抑えてくれるオメプラールは、症状がひどい急性期にまず用いるお薬として向いています。 一方で、効果発現までにやや時間がかかること、夜間の効果が不十分であることから、即効性が欲しい時や夜間の酸を抑えたい時にはH2ブロッカーを用いた方が良い場合もあります。 またオメプラールをはじめとしたPPIには投与制限があるものも多いため、漫然と用いることはできません。 適切な時期が来たら服薬終了するか、H2ブロッカーに切り替えるなどが必要になります。

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オメプラゾール錠20mg「日医工」の効果・用法・副作用

オメプラゾール

オメプラゾールの効果や副作用は? オメプラゾールは胃酸の分泌を抑えるプロトンポンプ阻害薬の一種で、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療において第一選択の薬となります。 そして、効果が現れるまでにはやや時間がかかり、夜間の胃酸分泌抑制効果は弱いという点や、投与日数の制限があることなどデメリットはありますが、胃酸の分泌を抑える力は強力です。 そして、オメプラゾールは主にCYP2C19により代謝され、また同じ遺伝子が変異することによって酸素活性が欠損したり減弱したりすることが知られています。 オメプラゾールの副作用は? オメプラゾールの副作用の頻度自体は少なくないのですが、ほとんどが便秘などの軽めの副作用で、安全性も高いとされています。 そのほかには、下痢や軟便、発疹、味覚異常などがあり、検査値の異常として肝機能障害などもあるので、定期的に血液検査を行って注意するようにしましょう。 オメプラゾールとランソプラゾール、ガスターなどとの違いは? オメプラゾールと同じように胃酸の分泌を抑える効果のあるプロトンポンプ阻害薬にランソプラゾールという成分があり、これを配合した医薬品にタケプロンという医薬品がありますが、オメプラゾールの方は主にCYP2C19によって代謝され、タケプロンの方はCYP2C19やCYP3A4によって代謝を受けるという代謝酵素の違いがあります。 このように、CYP2C19で代謝されるため、オメプラゾールやランソプラゾールは両方とも、CYP2C19で代謝される代表的な薬で血液をサラサラにする効果のあるワーファリンと併用すると、薬の相互作用が起こりやすく、ワーファリンの効果が強く出過ぎて出血が止まりにくくなるなどのリスクが起こりやすくなります。 つまり、主にCYP2C19で代謝するオメプラゾールの方がランソプラゾールに比べてワーファリンなどと相互作用を起こしやすいので、注意が必要という違いがあるということになります。 一方で、胃薬で有名なガスターは、オメプラゾールと薬の種類も異なり、こちらはH2ブロッカーといって、胃酸を抑える効果はオメプラゾールなどのPPI(プロトンポンプ阻害薬)よりも劣るものの、ピロリ菌検査に影響しないといった利点や、投与日数に制限がないなどの扱いやすさが特徴です。 なので、胃痛などの治療として第一選択になるのはPPIで、長期の維持療法にはガスターなどのH2ブロッカーを使うのが一般的ですが、PPIは日中、H2ブロッカーは夜間の胃酸過多に効果的なので、例外的に併用することもあります。 スポンサーリンク オメプラゾールの配合変化やフラッシュの注意点! オメプラゾールは錠剤薬がメジャーですが、オメプラゾール注射液もあり、これは比較的高いpHで安定な化合物で、日本薬局方生理食塩液5mlで溶解時のpHは10. 6~11. 3ですが、他剤との混合による溶解pHの低下で配合変化が起こりやすくなるようです。 なので、オメプラゾール注射液を投与する場合は専用の経路を用いて、他剤との共用をしないということと、投与前後はフラッシュしてメインの滴下をクランプする、といった注意点があります。 オメプラゾールを購入するならインターネットの個人輸入代行サイト「オオサカ堂」がオススメ! オメプラゾール錠にはジェネリックの「アメル」が10mgあたり1錠で31. 8円で販売されており、国内では医師の処方が必要な薬のため病院を受診する必要があります。 でも、必要になるたびに毎回病院へ行くのは面倒だという方にオススメなのが、インターネットの個人輸入代行サイト「オオサカ堂」でオメプラゾールを購入する方法です。 そしてこちらなら、20mgが28錠入って1箱あたり1,083円、2箱だと1,707円なのでまとめ買いをするとお買い得です。 でも、そもそも初めてインターネットの個人輸入代行サイトを利用する方は無事に購入ができるか不安になってしまうのではないでしょうか。 そんな中、オオサカ堂は創業20年の実績がありますし、口コミをチェックすると、皆さんが無事に購入でき安全に使えていることが分かり、効果についてもしっかり出ていることが伝わると思います。 というわけで、オメプラゾールならオオサカ堂で購入するのがオススメなので、気になる方はぜひこの機会にオオサカ堂のサイトで口コミをチェックして買ってみて下さいね。 スポンサーリンク.

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