アメリカ コロナ デモ。 米 警察官が拘束の黒人男性死亡で抗議デモ コロナ拡大おそれも

シャネルの窓も粉々に・・・「コロナリスクより人種問題」 過激化するデモとアメリカの闇 再び掲げられた“6年前のプラカード”

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(CNN) 全米各地で黒人男性死亡事件への抗議デモが激化している影響で、新型コロナウイルス感染者が急増するとの懸念が強まってきた。 デモの発端となった事件はミネソタ州で5月25日に発生。 その2日後、新型ウイルスによる米国内の死者は10万人を超えた。 米食品医薬品局(FDA)のゴットリーブ前長官は5月28日のテレビ番組で、大勢の人が集まるデモで「感染の連鎖に火が付いたことになるだろう」と警告を発した。 CNNのまとめによると、31日までの1週間に報告された新規感染者数は18の州で10%以上の増加、21州で減少、11州で横ばいとなっていた。 ミネソタ州では事件前から感染者が増加傾向にあった。 ワルツ知事は、デモの人出で感染者がさらに急増することは「避けられない」と懸念を示す。 デブラシオ・ニューヨーク市長は30日、大勢の人が密集するデモは感染の危険が大きいとして、マスク着用や対人距離の確保を改めて呼び掛けた。 ニューヨーク州のクオモ知事は同日の記者会見で、感染拡大のさなかでも市民にはデモをする権利があると述べる一方、「他人を感染させる権利はない。 人々の健康を危険にさらすような行動を取る権利はない」と訴え、参加者にマスクを着けるよう求めた。 クオモ氏は一方で、新型ウイルス感染では非白人、特に黒人に多くの死者が出て、長年の格差が浮き彫りになったと指摘した。 メリーランド州のホーガン知事も感染拡大に懸念を示し、「これで感染者が急増してしまうかどうか、2週間後に全米で判明する」と話している。

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なぜアメリカは新型コロナウイルスの感染が広がったのか?

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新型コロナウイルスの感染者数・死者数共に世界最多となっているアメリカでは今、感染拡大を防ぐために行われている外出制限に抗議するデモが各地で相次いでいる。 ミシガン州やノースカロライナ州、オハイオ州などで行われたデモ参加者は、アメリカでも多くの犠牲者を出し、今なお脅威である新型コロナ・パンデミックに反し、外出制限の緩和や、経済の再開を求めている。 4月13日に行われたオハイオ州・コロンブスでのデモでは、参加者はトランプ大統領のスローガンである「Make American Great Again(アメリカを再び偉大に)」と書かれたグッズを身につけ、州議事堂の中庭に密集した。 同様のデモはテキサス州やカリフォルニア州でも行われた。 トランプ大統領は4月15日、「ピークは過ぎた」とし、翌日の16日には経済活動を再開させる3段階プランを発表。 17日にはTwitterで「ミネソタを解放しろ」「ミシガンを解放しろ」「ヴァージニアを解放しろ」と、民主党知事の3州の名を挙げ投稿した。 共和党・民主党知事に関わらず、少なくとも40の州で外出制限が実施されている。 トランプ大統領の新たなプランは、規定を緩和する前に、州や地方の当局者は2週間にわたる感染者の減少や、検査実施の機能や医療機器の確保を確認することが推奨されている。 しかし複数の知事は、自分の州はそういった規定を満たしていない、と話している。 メリーランド州のラリー・ホーガン氏はCNNに対し、「今すぐの再開を求める人々の苛立ちは理解できます。 私も苛立ちはあります...。 安全に再開できるよう、できること全てをやっています」と語った。 そして、トランプ大統領が、自身の政策に反するデモを推奨することは助けにならないと話す。 「トランプ大統領のプランでは、14日間の感染者減少がなければ再開できませんが、私の州やそれらの州はその状況ではありません。 知事へ、人々へ、連邦の政策や推奨を無視しろというような、全く矛盾するメッセージを送っているのです」 ハフポストUS版の記事を翻訳・編集・加筆しました。 Hayley Miller Ed Mazza Yuko Funazaki.

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黒人男性死亡 アメリカ抗議デモ 収束の見通しは立たず

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ジョージ・フロイド氏が死亡した事件を引き金に、反人種差別デモは全米に急速に拡大している。 写真はデモ中に燃やされるパトカー(ジョージア州アトランタで、5月29日撮影)。 中西部ミネソタ州ミネアポリスで5月25日、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイド氏(46)が、警官に膝で首を押さえられ「息ができない」と言いながら死亡した事件を受け、「黒人の命は大切だ(Black Lives Matter)」「正義がなければ平和はない」とするデモが全米に拡大。 アメリカで建国以来続いてきた根強い人種問題に対する非難が高まっている。 1960年代の公民権運動以来の大規模な運動になる可能性も秘めている。 警察はゴム弾や催涙ガスをデモをしている人たちに撃ち込んだり、取材している記者を逮捕するなど、市民と警察の対立も先鋭化している。 一方で、抗議の声をあげる人の一部が警察の車両を焼いたり、店舗に押し入り、店内のものを通りにぶちまける暴動も、全米の都市で起きている。 ニューヨークでも多くの店舗が、入り口やショーウインドウを木の板で補強している。 新型コロナウイルス感染による自宅待機がやっと解かれ、人々が外出し始めた直後のデモ同時多発化し、人々に再びショックを与えている。 ミネアポリス警察署は、デモ隊によって放火され、全焼した(5月29日)。 フロイド氏を捕らえた警官4人が解雇されただけで逮捕されなかった(のちに逮捕)ことが市民の怒りを買い、デモ隊が警察署に放火。 デモ隊が警察署を取り囲んでいたことから、現場に消防隊が近づけず、警察署は全焼した。 この後デモは30日から全米に広がり、CNNによると25都市が夜間外出禁止令を発し、13州で州兵が待機している。 ニューヨーク・マンハッタンでも、複数箇所でデモが発生し、同市は5月31日までに、市内で340人を逮捕したと発表した。 ニューヨークで開かれるデモは多く、通常は主催者が事前に警察に道路の使用許可を求める。 しかし今回のデモは、ソーシャルメディアを使って自然発生的に集まっている。 事前に道路の使用許可をとっていないことから、警察と衝突するケースが多発している。 デモを偶然目撃したフォトグラファー、スタン・ナカゾノ氏はこう話す。 「自転車に乗った警官が、デモ参加者を1人押し倒して取り囲み、逮捕した。 自転車で市民を追い散らしながら『これは違法な集会だ。 通りから立ち退き、歩道を歩け』と何度も叫んでいた」 ナカゾノ氏は、ブティックなどの商店の入り口のガラスが破られているのも目撃したという。 マンハッタンでも商店の入り口などが破壊されている。 撮影:スタン・ナカゾノ 暴行がはっきり映ったビデオが引き金 筆者も2003年から住んでいて、ニューヨークで破壊行為を伴うデモを見たのは初めてだ。 白人警官や市民に、罪のない黒人が殺害されることはこれまでもあったが、なぜ今回はこんなにデモが広がったのか。 自営業で市民運動家のジョシュ・ケイス氏(45)は、フロイド氏が殺害された際に撮影されたビデオが、大きな引き金になったとみる。 「これまでもビデオが残っている事件があったが、遠くからだったり、ぼやけたりしていた。 でも今回のビデオは、公衆の面前で警官による殺人があったことがはっきりしていた」 ビデオからは、フロイド氏が警官の膝で9分近く首を押さえつけられ、2分過ぎに動かなくなる様子が分かる。 「ものを燃やしたりする過激な行動は、僕も10代から20代にやっていた。 今の若者がそれをしてもおかしくない。 正義が通らないことへの怒りはよく分かる」 ジャーナリストでミレニアル・Z世代評論家のめぐみ・シェリーさんも、フロイド氏殺害のビデオの迫力が、デモの広がりにつながったと分析している。 「膝で首を押さえ続けるのを見せつけられて、人種差別だけでなく、人格や人間を蹂躙していることが分かった。 また、新型コロナの影響で自宅待機が長かったから、より多くの人がビデオを見て、何かしなくてはと通りに出たんだと思う」 危機感が強いZ世代 アメリカの首都、ワシントンDCで行われた反人種差別デモ(5月31日撮影)。 参加しているのは、アフリカ系アメリカ人だけではない。 一旦停止で十分止まらなかったなどの疑いだった。 「あの怖さは忘れられない。 今回、『息ができない』とジョージ・フロイドが言っていたビデオを見たときは、信じられない気持ちだった」 先のシェリーさんは25年以上黒人と結婚し、「黒人の命は大切だ(Black Lives Matter)」運動にも詳しい。 彼女は今回、マンハッタンで黒人の人口が6割以上というハーレム地区のデモを目撃した。 「新型コロナのため、集会は危険なことは分かっているけど、大切なことだからとほとんどの人がマスクをして参加しているのが分かった。 『黒人の命は大切だ』という意識が浸透してきていると思う。 特に、Z世代(1990年代〜2000年代生まれ)は、半分以上が有色人種の構成となるので、今すぐに何かしないと大変なことになるという意識が強い」 「略奪が始まれば発砲が始まる」とツイート これを執筆している5月31日夜(米東部時間)も、ニューヨーク、ボストン、シアトルなどでデモが続き、MSNBCによると、ホワイトハウスの近くで火災が起きている。 トランプ大統領は、ミネアポリスでデモが起きた際、次のツイートをアップし、Twitter側が「暴力を美化している」という注意書きをつける事態を引き起こした。 「悪党らはジョージ・フロイド氏への追悼をおとしめており、許せない。 たったいまウォルツ・ミネソタ州知事と話し、軍は知事を全面支援すると伝えた。 私たちは事態を掌握するだろうが、略奪が始まれば発砲が始まる」.... Just spoke to Governor Tim Walz and told him that the Military is with him all the way. Any difficulty and we will assume control but, when the looting starts, the shooting starts. Thank you! — Donald J. Trump realDonaldTrump ホワイトハウス付近のデモは連日続いており、ホワイトハウス職員は出勤を控えるように通告されている。 トランプ大統領も一時、地下に避難したという。

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